参禅者の声

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白石有彩さん

”教えて頂く”より”気づかせて頂く”ものでした。

“つつしみ”と”素直さ”が気づきに繋がる。 今回のテンプルステイでの一番大きな学びです。

この六日間、無駄のなく整頓とした環境で、自らも謹しんで過ごしました。すると混沌としていた日常では見えていなかった物・事、自分が無意識でしていた悪しき習慣に気づけました。

お寺の生活はお寺のルールに従うのが原則です。”自分のやり方”への執着を捨て、僧侶さんからの指摘を素直に聞き入れる事で、今より良い生活習慣がある事に気がつきました。

福厳寺での学びは”教えて頂く”より”気づかせて頂く”ものでした。自らを変えたい。良くなりたい。という能動的な姿勢さえあれば、誰でも私がしたような素晴らしい体験が出来ると思います。

経典の一部に「世は無常なり、会うものは必らず離るることあり」という詩があります。最後の日の朝課で、お世話になった4人の僧侶さん達のお経を聞いていたら自然と涙が出てきました。この6日間、本当に満ちた幸せな日々だったのだと思います。

今日が最後日でしたが本当の修業はこれからです。そう思った時、お世話になった僧侶の方々、一緒に修業した善友の方々を”仲間”と呼べる事が一番心強いです。

長文失礼到しました。今回はお世話になり、
本当にありがとうございました。