参禅者の声

  1. HOME
  2. 参禅者の声
  3. 洞貫 専学さん

洞貫 専学さん

また生活する中で負のループに陥りそうな時には、テンプルステイで実践してきたことを思い出して、今に集中して自分にできることは何かを考えて動いていきたいと思います。

体調不良になりお仕事をお休みするようになって以降、自分の生活をしっかりと管理することができなくなり、心と体が一致しない不安定な状態になっていました。療養させて頂きながら社会復帰に向けて自分なりに様々な取り組みをしたものの、思うようにリズムを作れないまま負のループから抜け出せない状態が続いてしまい、この先どうすれば良いのか本当に分からなくなっていました。自分の力だけでは改善が見込めないと思い、今回思い切ってテンプルステイに参加させて頂きました。テンプルステイでは時間をどのように使うべきか、1つ1つの物事にどう向き合うべきか、状況に応じでどう動くべきか、そして改めて自分を見つめるということを徹底的に取り組むことができました。私は医療の現場で仕事をしてきた関係で、様々な生と死を目の当たりにして、改めて今生きているということが当たり前ではないことを痛感してきました。お仕事をお休みさせて頂くようになって初めて、今生きているということは、本当に多くの支え(様々な人や環境)によって成り立っているということに気付くことができました。今はまだ療養中ですが、生活を整えて、体と心を整えて、私を支えてくれている様々なご恩を、今度は自分が返していけるように、テンプルステイで学んだ人としての在り方を実践していきたいと思っています。どんなことも1つ1つ積み重ねていかなければ、何も成し遂げられないということを改めて感じたので、また生活する中で負のループに陥りそうな時には、テンプルステイで実践してきたことを思い出して、今に集中して自分にできることは何かを考えて動いていきたいと思います。