参禅者の声

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樋口翔馬さん

最終日、お寺を後にする際とても名残惜しい気持ちでした。

最終日、お寺を後にする際とても名残惜しい気持ちでした。
もっと学び、自分のものとしたい。それが今の一番正直な気持ちです。

今感じている変化は、整然と物が並んでいるか、今この時に集中しているかを常に気にするようになった事だと思います。
まだまだ足りないことも明らかになってきました。特に身口意を整え、相手に気持ちを向け続け、気付きを持ち続けることは課題に感じる部分です。
しかし、再度スタート地点に立ったのだと思っています。

今後はテンプルステイで体得した拍子を心に打ち続けながら、各々のことに一点集中して巧みに、感謝して今日を生き抜くことを目標とします。忘れないように一日の日程表も書き出して壁に貼りました。

人間が代謝していくようにお寺も代謝している。柱が入れ替わり僧侶も入れ替わり建立当時のものはほぼ残っていない。そんなお話をしていただきました。その中でお寺が長く続いていくのは唯一変わらないお釈迦様の教えを中心に人々が動いているからだと理解しています。
これは会社やコミュニティやグループでもきっと同じで、何か目指すものを中心として進むことで長く続いていくものだと思っています。そんな社会構造も先駆者であるお寺に学んでいきたいと思います。

最後に、お世話いただいた僧侶の方々、ステイの善友たち、ご一緒した全ての方々、本当にありがとうございました。実りある素晴らしいご修行をさせていただいて感謝の念が尽きません。皆様が健やかに過ごしていけますように。

合掌